『 白蝶花 』

白蝶花(はくちょうばな)

白蝶花(はくちょうばな)

久々に好きな小説家一覧に追加したくなる作家様に出会えて
眠らず食べず風呂にもはいらず文字通り寝食忘れて読みふけった次第です。
汚くてすみません。
最初はなんでもない短編集なのかと思っていたら
物語はどんどんからまりあっていって、それぞれの人生が、恋が、
美しくもはかなく描かれております。
ぜひ漫画化を。いや映画化を。アニメ化を。
花とゆめで連載をッッ。ハァハァ。
宮木あや子先生の著作はこれで2作拝読させていただいた事になります。
残すはデヴュー作のみ。
あーもったいない。もう読んじゃった。新作いつだろう。
読後の徹夜明けテンションでこれ書いてますので
ちょっと頭悪い子の文章になっててごめんなさい。
切ないなかに救いをおりまぜて、絶妙の物語に仕上がってました。
好き嫌いは分かれると思いますが、私は大好物です。
カフェーとかデパートメントとかそういう文字の響きが好きな乙女は熟読されたし。
吉屋信子とか『魔都』の時の栗本薫とか好きならぜひ。
百合要素もあったりして大正とか戦中戦後とか愛憎とか妾とか
なんかそういうの好きな方にもしっくりくるかと思います。
なんといっても作中のお嬢様が最高でした。
ツンツンツンデレという感じで。ツン多めで。
たまらーん、お嬢様たまらーん
私、好きすぎると途端に筆が上手く回らなくなるのでアレです(何
自分の中の萌え悶えた感情をお伝えしたいのですが
語彙が少なくて本当にはがゆい
とにかく面白かったです。オススメです。
↓は運命的に撮影できた乙女椿。